情報を売るよりストーリーを売れ!
こんにちは、トビーです。
本日は、「情報を売るよりストーリーを売れ!」という話をさせていただきます。
まず、情報とは、ストーリーとは、というそもそもの話をします。
情報とは、例えば「おいしいラーメン屋さんはどこにあるか?」や「一番安く家電を変える販売店はどこか?」など、自分が抱えている課題に対する解決策、答えにあたります。
一方で、ストーリーとは、「おいしいラーメン屋さんを探す手間があるので自分でラーメン屋マップを作って配り始めた」や「家電を安く買える販売店が見つからなかったので自分で比較サイトを作った」など、解決策を発案した背景にあたります。
簡潔に言うと、情報とは課題解決力、ストーリーとは課題発掘力になります。
現代では、スマホで簡単に検索ができる時代になったので、課題解決力の希少性は下がりつつあります。一方で、課題発掘できる人はまだまだ少ない。
そのことを実感した私の仕事における事例を紹介します。
私はとある工場で使用されるIOTシステムの開発を行っていました。
システム開発は、設計、開発、テストといった流れで、開発後は本当に設計通り動くか試験する工程があるのですが、この工程で設計通り動かない、不具合を洗い出すわけです。
不具合を直すことができる人はたくさんいました。
一方で、なぜ不具合が発生するのか、根本原因を発掘することができる人はほとんどいませんでした。
それができたのが私でした。
これが、私がIT品質の革命児を目指そうと思った経験となりました。
私は、なぜ不具合が発生するのか、それはこういう背景だからこう対策すべし、このストーリーを売るためにこれからもキャリアを築いていきたいと思います。
本日は、「情報を売るよりストーリーを売れ!」という話でした。
会社の後輩が圧倒的な評価を得ている理由
こんにちは、トビーです。
本日は、後輩ながら上司や顧客から圧倒的な評価を得ている人物について、
その理由を私なりに考察してみました。
自分も含めみなさんのキャリア構築の参考になれば幸いです。
【圧倒的な評価を得ている理由】
圧倒的な評価を得ている理由を、以下の5つの観点から私なりに分析してみました。
①課題発見力
②企画立案力
③実行力
④技術・知識
⑤チームワーク・指導・育成
①課題発見力
自分の担当業務外であっても、担当業務との関連やリスクについて把握しており、具体的なリスクの特定と対策を提案できている。
→担当システムの開発と並行して改修が走っている他システムの改修の内容を理解、担当システムへの影響を理解しており、具体的にどのような不具合のリスクがあり、どのように対応すべきかを判断できている。
②企画立案力
上司からの指示に基づく計画・企画立案ではなく、部署の方針に則り自ら計画・企画立案することができている。
→担当システムの品質を安定させる方法についてアジャイル形式の開発スタイルの導入を自ら企画し実行に移している。
③実行力
実行に移した結果を取りまとめ、社内外に共有、説明責任を果たすことができている。
→進捗状況の数値化、課題の取りまとめ、その結果を定例時に報告している。
④技術・知識
該当顧客の類似システムに関連する深い業務知識、技術知識がある。
→担当システム要件取りまとめを推進できるレベルの知識量がある。
⑤チームワーク・指導・育成
配下のメンバーに対して各人の役割を明確に伝え、そのうえで具体的な説明・指導ができる。また各人の長所・短所に応じて能力向上に向けた指導ができる。
→業務要件の整理や進捗のとりまとめ等、各人のミッションを明確に与え、そのうえで相手に考えさせ方向性が誤っていないかチェック、指導ができている。
以上、会社の後輩が圧倒的な評価を得ている理由、でした。
まとめると、「自分の業務範囲外のことも見ている」「指示待ちではなく自ら仕事を作れる」など、目線の高さが評価につながっている、と言えると思いました。
後輩ではあるものの、見習いたい点が多々あり、
私も日々の業務で取り入れていきたいと思っています。
みなさんも、ご自身の業務で取り入れられる部分がありましたら、
実践してみてはいかがでしょうか?
9月入学の是非
こんにちは、トビーです。
コロナの影響で学校が休校となってる地域が多いですが、
これに応じていっそのこと入学時期、始業時期を一律9月に移行すべきでは、
という話が報道されています。
本件に関する私の考えについて、少し書きたいと思います。
【9月入学の論点】
入学時期を9月に移行する、というのは今現在学校教育がストップしており、
再開するまでには一定の時間がかかる。
その教育休止期間は十分な教育が受けられていないのだから、
半年後にコロナが収束するかは不透明なものの、
おおむね半年間くらいを猶予期間とすればよいのではないか、というものである。
したがって、「9月入学の是非」が課題ではなく、この状況下で「十分な教育が受けられていない」ということが本質的な課題であり、この課題の解決が論点と考えます。
【コロナの状況下で十分な教育を行きわたらせるには】
このコロナの状況下で十分な教育を日本全国行きわたらせるには、
まず「教育」というものを大きく2種類に分けて考えるべきだと思います。
①いわゆるお勉強:国語算数理科社会といった科目の授業
②課外授業:部活動や遠足といったリアルの集団行動を伴う活動
①については、基本はオンラインでの授業を導入する。
必要な機器を持ち合わせていない家庭に向けては予算を付けて各家庭に支給をするようにする。
②については、行動指針を出して限定的に活動するようにする。
例えば、集まる人数は5人以下、マスク着用必須、活動時間は5時間以内、など。
一方で、このような課外活動をそもそも学校教育の一部として今後も継続していくべきか、という抜本的な議論も必要になると思います。
このような事態が発生した以上、教育も企業活動も基本はオンラインで実施するという流れが加速すると思われます。したがって、オフラインで集まる活動を必須の教育とすべきかどうはは今一度検討の余地があると考えています。
以上、皆さんはこの問題についてどうお考えでしょうか?
『ヤバい集中力』
こんにちは、トビーです。
本日は、『ヤバい集中力』の書評をお伝えします。
【書評】
本書は「集中力」を維持するために必要な科学的な方法論を、人間の心の基本的システムである本能(獣)と理性(調教師)という概念で紐解いている。
ものすごいパワーを持つ本能(獣)を、どう理性(調教師)を使ってそのパワーを最大限に発揮させるのか?が本書の論点である。
その方法論として、「報酬感覚プランニング」が紹介されている。本能(獣)は報酬が適切なタイミングでもたらされると集中力を発揮するのですね、この仕組みを利用してタスクプランニングしよう、というものである。
「(1)ターゲット」
「(2)重要度チェック」
「(3)具象イメージング」
「(4)リバースプランニング(マイルストーン)」
「(5)デイリータスク設定」
集中力の維持にはいかに(4)で自分のモチベーションが上がるようなマイルストーンを設定できるかが大切だと思った。自分の仕事にこのポイントを活かしたい。
本書のリンクを載せますので、ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください!
『FACTFULNESS』
こんにちは、トビーです。
本日は、『FACTFULNESS』の書評をお伝えします。
【書評】
この本のメッセージは「人は本能的に極端な話を好む」「データに基づいて正しい意思決定を」ということだ。
似たような話が下記の本に載っていたが、下記の本は本書の人間の本能を逆手に取って、周りのひとを勘違いさせてチャンスを掴もう、という真逆の発想だった。
・人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている by ふろむだ氏
本書のデータに基づいた意思決定、という考え方には共感する。一方で、この意思決定は自分自身に対して使い、「人は本能的に極端な話を好む」という本能はうまく利用しながら生きていくのが、これからの賢い生き方なのではないだろうか。
本書のリンクを載せますので、ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください!
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
『エッセンシャル思考 』
こんにちは、トビーです。
本日は、『エッセンシャル思考 』の書評をお伝えします。
【書評】
いかに短時間で最大の成果を上げるか?について何かヒントがあるのではないかと思い本書を手にとった。
参考になった考え方は以下の3つ。
■仕組み化の技術
①バッファ
見積もりは1.5倍で考える。というところは刺さった。普段過小見積で締め切りに間に合わず自己嫌悪に陥るループにハマることがあるため、極端な例かもしれないがこの考え方は取り入れたい。
②削減
・目指す成果の明確化
・仕事の完成を邪魔するもののリストアップ
・最大のボトルネック
上記のステップで削減する。
例は以下の通り。
レポート作成業務
・目指す成果の明確化:レポート提出
・仕事の完成を邪魔するもののリストアップ:レポート改善の完璧主義
・最大のボトルネック:完璧主義
→ボトルネックを取り去るには、完璧主義の原因を除去する。完璧主義は他人と比較してしまうから起きてしまうので、そもそも他人のレポートはまともに読まない、レポートの「構成」のみ参考にする
見極める技術
③選抜
重要なことを選択するためには、中途半端なイエスをやめて、「絶対やりたい」か「やらない」の二択にすること。そのためには、10段階の評価で9以上の選択肢しか選ばないという「90点ルール」を採用する。
本書のリンクを載せますので、ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください!
『イシューからはじめよ』
こんにちは、トビーです。
本日は、『イシューからはじめよ』の書評をお伝えします。
【書評】
本書は課題解決の効率的な方法論をまとめた本である。
方法論は大きく下記の4つが紹介されていた。
1.解くべき課題の見極め
2.課題解決のための仮説立案
3.解決策提示までのストーリーライン作成
4.仮説検証のためのデータ収集
上記のうち、とくに参考になったのは4.に関連して、データの「集めすぎ」に注意という話しだった。
よく業務で情報収集に時間をかけたが、出てきた結論は対して情報を集めなかった時と比較してもあまり変わらなかった、という経験をしている。
これら無駄を無くすため、「集めすぎ」には注意したい。
本書のリンクを載せますので、ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください!