ユニークなキャリアの作り方 IT品質の革命児・トビーのブログ

大手SIer勤務 / 10年間の業務システム開発SE経験を経てIT品質保証コンサルタントにキャリアチェンジ / 世間の常識にとらわれない自分らしい「ユニークなキャリアの作り方」を発信中 / 30代 / 子供1人 / ベトナム駐在経験有 / ボルダリング、筋トレ

議論の進め方

こんにちは、トビーです。

本日は、「議論の進め方」というテーマでお話ししたいと思います。

 

理想的な議論は、双方が建設的に意見を出し合いお互いがWinWinになるような結論が導けることだと思います。ところが実際はそのようなことになるのは本当に稀で、お互いの意見がまったくかみ合わず喧嘩になってしまうこともしばしばあります。

 

このようにお互いに言い合いになってしまうと、どちらか一方が引くまで双方が

攻撃しあう形になり、人間関係にしこりを残しかねません。どちらかが勝ち、どちらかが負けるという形に終われば、後で復讐されるなど後味の悪い結末も待っていそうです。

 

このような議論を避けるための方法として、お互いの意見がどのようなタイプの意見なのかを自分自身が把握したうえで、双方ですり合わせを行う必要があります。

意見のタイプの分け方は、好き嫌い軸、正しい正しくない軸の2軸で4象限に区切った時に、自分の意見はどこにあたるのかを整理することです。

 

例えば、先日某システム開発を請け負う他ベンダーとの打ち合わせで、他ベンダーが開発するシステムとのインターフェースのすり合わせを行いました。

 

私の意見は、現時点で他ベンダーが提示しているインターフェースの形式ではなく、既存システムで使用されているインターフェースの形式でした。これは、このインターフェースの形式が好きだからで、正しいか正しくないかという論点はありませんでした。

 

一方で他ベンダーが提示してきたインターフェースの形式は、そのベンダーが正しいと思って主張していました。好き嫌いではなく、正しいから提示していたのです。

 

このような状況では、そもそも双方の意見の論点が全く異なるため、お互いが納得できる結論は導けません。ただ、お互いが納得できる結論は導けないのを承知の上で議論を進めるのと、結果的に納得できずに終わるのとでは、後味が違うと思います。

 

この打ち合わせでは、こちらの好き嫌いを飲み込んだうえで、相手の意見を取り入れたのですが、不思議と後味悪くはありませんでした。

 

みなさんも、議論をする際に、自分の意見と、相手の意見が、4象限のどこにあたるのかを冷静に分析するくせをつけてみてはいかがでしょうか。

それではまた次回お会いしましょう、トビーでした!