点を作らないと線にならない
こんにちは、トビーです。
本日は、「点を作らないと線にならない」という話をしたいと思います。
スティーブジョブズのスタンフォード大学の卒業式でのスピーチの中で、「点と点がつながって結果的に線になる」という話があります。
ジョブズが大学時代、大学の専攻の授業はろくに聞かず、一方で専門外のカリグラフィー(書法)を学んでいたこと。そして何年も経った後でアップルでMacを開発したこと。
大学時代、ジョブズは将来Macを開発するなど知る由もなかったが、その時の経験と、Macの開発経験がつながって、美しいフォントのPCが誕生しました。
このことから言えるのは、今未来を頭の中でぐるぐると考えても仕方が無く、今できることに全力で集中すべきだということだと思います。
もしジョブズが大学時代、カリグラフィー(書法)に熱中しなかったら、研究して自分なりの持論を持つまでに至らなかったら、つまり、点を作っていなかったら、Macに美しいフォントが採用されることは無かったと思います。
長期的なキャリアプランが大切、と言われていますが、それ以上に大切なのは、今に全力で向き合って、点を作る努力なのだということを感じました。
みなさん、私と一緒に、たくさんの点を作っていきましょう!
以上、トビーでした。
新しいチャレンジのはじめ時
こんにちは、トビーです。
本日は、「新しいチャレンジのはじめ時」として適切なタイミングはあるのかについて、私なりの考えを書いていきたいと思います。
結論から言うと、「これ今始めてももう遅いかな」と思った時がはじめ時だと思います。例えば、私は2年前に海外赴任という形で約1年間海外でシステム開発業務を行っていました。
上司から海外赴任の話を受けた時は、海外に行きたいという気持ちはあったものの、業務内容が担当者として設計、開発を行うというものだったことに抵抗感がありました。
なぜなら、当時私は某金融機関のシステム開発プロジェクトにて、プロジェクトの取りまとめとして10名程度の要員の開発の進捗や品質の状況をチェックしながら推進を行っていたからです。
今更、入社3年目くらいで経験する設計、開発業務を行うのはどうなんだという気持ちがありました。
一方で、私の会社では入社3年目くらいまでに一定の設計、開発経験を積み、徐々にチームの取りまとめに移行することが多いのですが、私自身はほぼ設計、開発経験を積まないまま、管理業務のみを行ってきていたため、業務の中身に対する深い知識経験が無いことにコンプレックスがありました。
プロジェクトマネージャとして今後キャリアを積むにしても、現場で発生する問題に対処するためには自分で設計、開発の経験を積むことが必要だと思い、今更という思いはありましたが海外でその経験を積むことにしました。
結果的に、その判断は正解だったと今になって思います。
そこで得た開発の知識が無ければ、今プロマネとしてプロジェクトのリスクがどこにあるのかを洗い出したり、メンバーから上がってくる課題に対する対処も十分にできないだろうと思うからです。
他人と比較するなら、開発経験を積むタイミングは遅いと言わざるを得ないでしょう。一方で、自分が何をしたいのか、自分がこれからどうなっていきたいと考えた時に、その経験が必要でやってみたいと思うなら、たとえ人と比較して遅かろうがその時がはじめ時なんだと思います。
今、海外赴任から1年ちょっと経過して、今から考えると、1年前という過去の早いタイミングでの決断だったと思えます。今より早いはじめ時は無いと思います。
その時、遅いかな、と思うのなら、その瞬間から新しいチャレンジを始めましょう。
以上、トビーでした!
同期との会話で感じたこと
こんにちは、トビーです!
昨日久しぶりに会社の同期とZoom飲み会をしてきました。
20時開始で25時終わりと5時間ぶっ通しでしたが、
本当に久しぶりだったのでたわいもないことから真面目な話までいろいろできて面白い会でした。
そんな中、印象に残った話とその話を受けて考えたこと。アクションプランを綴りたいと思います。
【印象に残った話】
1.健康編
①若ハゲの対策法と経済メリデメ論
・若ハゲ対策に利く薬はあるが飲むのを辞めると頭皮後退が加速する
・基本ハゲは認めて薄くなる前に自ら坊主にするべし
・ハゲると散髪代は浮くが散髪用シェーバー代はバカにならない(月3000円)
2.旅行編
①海外旅行が趣味の駐在員の言ってよかった国地域ベスト3
・イタリア(コーヒー美味)
・スペイン サンセバスチャン(ビーチリゾート)
・スウェーデン ストックホルム(青の間)
3.技術編
①最近はやりのフロントエンド技術
・AngularJS
・NodeJS
②大企業におけるOSSの管理手法
・一覧で管理しリストに無いものの申請承認フローが固い
4.自己啓発編
①株式投資の時期
・1月3月決算ではまだ全会社のコロナ影響が反映されていないため今後まだまだ下がる
・6月以降が買い時
②コロナ時代のスキルアップ
・企業が社員を雇う体力が削られていくなか頼れるのは自分のスキル
・休日プログラミングでスキルアップ
5.コミュニケーション編
①具体例とオチを付ける話し方
・旅行先のオススメ料理を具体的なレストラン名も含め語る
②組織の長の動向を気に掛ける
・転職元の事業部長が誰か予想し当てる
・人に対する興味が強い
【考えたこと】
3.技術編から
・品質管理スキルで特化するにしても、技術に対する知識と理解は必ず必要になる
4.自己啓発編
・自分だけではなく他人も必死で努力している
・だからといって今の自分の努力を変える訳ではなく、引き続き継続する
5.コミュニケーション編
・仕事をうまく進めていこうと思ったら人に対する興味関心は必須
・自分の組織だけではなく周りの組織に誰がいるかどういう強みを持っているか知っておくこと大事
【アクションプラン】
①現状継続している読書アウトプットと英語学習に加え、技術知識のインプットアウトプットを実施する
(やみくもに新技術をインプットするのではなく、基礎的な知識を他人に説明できるレベルにまずは持っていく)
②特に仕事仲間とのコミュニケーションは積極的に取る
(毎日新しい人とコミュニケーションを取るようにする)
議論の進め方
こんにちは、トビーです。
本日は、「議論の進め方」というテーマでお話ししたいと思います。
理想的な議論は、双方が建設的に意見を出し合いお互いがWinWinになるような結論が導けることだと思います。ところが実際はそのようなことになるのは本当に稀で、お互いの意見がまったくかみ合わず喧嘩になってしまうこともしばしばあります。
このようにお互いに言い合いになってしまうと、どちらか一方が引くまで双方が
攻撃しあう形になり、人間関係にしこりを残しかねません。どちらかが勝ち、どちらかが負けるという形に終われば、後で復讐されるなど後味の悪い結末も待っていそうです。
このような議論を避けるための方法として、お互いの意見がどのようなタイプの意見なのかを自分自身が把握したうえで、双方ですり合わせを行う必要があります。
意見のタイプの分け方は、好き嫌い軸、正しい正しくない軸の2軸で4象限に区切った時に、自分の意見はどこにあたるのかを整理することです。
例えば、先日某システム開発を請け負う他ベンダーとの打ち合わせで、他ベンダーが開発するシステムとのインターフェースのすり合わせを行いました。
私の意見は、現時点で他ベンダーが提示しているインターフェースの形式ではなく、既存システムで使用されているインターフェースの形式でした。これは、このインターフェースの形式が好きだからで、正しいか正しくないかという論点はありませんでした。
一方で他ベンダーが提示してきたインターフェースの形式は、そのベンダーが正しいと思って主張していました。好き嫌いではなく、正しいから提示していたのです。
このような状況では、そもそも双方の意見の論点が全く異なるため、お互いが納得できる結論は導けません。ただ、お互いが納得できる結論は導けないのを承知の上で議論を進めるのと、結果的に納得できずに終わるのとでは、後味が違うと思います。
この打ち合わせでは、こちらの好き嫌いを飲み込んだうえで、相手の意見を取り入れたのですが、不思議と後味悪くはありませんでした。
みなさんも、議論をする際に、自分の意見と、相手の意見が、4象限のどこにあたるのかを冷静に分析するくせをつけてみてはいかがでしょうか。
それではまた次回お会いしましょう、トビーでした!
ピンチをチャンスに変える考え方
こんにちは、トビーです。
本日は、「ピンチをチャンスに変える考え方」についてお話します。
コロナで収入が減った方、仕事がなくなった方など、ピンチに陥っている方も多いと思いますが、そのようなピンチをチャンスに変えるためのヒントになれば幸いです。
■ピンチをチャンスに変えたリンゴ農家の事例 ―落ちないリンゴ―
下記書籍で知った事例ですが、とある青森のリンゴ農家さんのお話しです。
平成3年9月28日早朝、台風19号が青森県を直撃し、収穫間近のリンゴのほとんどが販売できない状態となりました。このままこの状況を受け入れればこの農家さんの収入は激減し、農業の継続にも影響がありました。
このピンチに対し、この農家さんはこの台風でも生き残ったリンゴを「落ちないリンゴ」として受験生向けに1個1000円で販売し大きな需要を生んだというお話です。
この事例から分かるピンチをチャンスに変える考え方は次の3ステップで表現されると思いました。
①差を分析する
②差の意味を考える
③ニーズが高い所を考える
①差を分析する
今回の例では、平成3年と例年の差は収穫量が多いか少ないか、です。
つまりへ平成3年のリンゴは希少性が高いということになります。
②差の意味を考える
台風でも生き残ったリンゴの意味は、生命力が強い、勝負強い、となります。
③ニーズが高い所を考える
勝負強いリンゴのニーズが高いのは、これから勝負に向かう人たちです。
このような人はたくさんいますが、受験の落ちないとかけて「落ちないリンゴ」として受験生向けに設定します。
以上がピンチをチャンスに変えるステップになります。
この考え方を応用すれば、転んでもタダでは起きない思考が身に付くと思います。
ぜひ実践していきましょう!
工程別品質管理のポイント
こんにちは、トビーです。
本日は、私の専門であるIT品質に関して、システム開発の工程別の品質管理のポイントについてお伝えします。
# | 工程 | ポイント |
1 | 要件 | ・その準備状況で外部設計が開始できるか、がポイント ・外部設計での設計内容は、主にデータ型と桁数(サイズ)と処理概要 ・これらを設計するためには、少なくとも一覧(画面、DB、外部I/F等)(=データ型、桁数(サイズ))と新業務フロー(=処理概要)が揃っていなければいけない。 ・上記の他、マスターデータ、トランザクションデータのデータサイズ、ネットワークのスピード、最大ユーザ数等の非機能要件も重要。 |
2 | 外部設計 | ・その準備状況で詳細設計が開始できるか、がポイント ・詳細設計での設計内容は、主にDB検索条件と並び順 ・これらを設計するためには、少なくとも機能詳細(=DB検索条件、並び順)が揃っていなければいけない。 ・外部設計工程における設計順は、まずDB設計を行い、次に画面設計(機能設計)を行う。※画面設計上で、画面項目に対応するテーブル名、項目名を設計するため。 ・メッセージは画面設計(機能設計)をやりながら洗い出す。※画面入力項目チェック時のエラーメッセージ等。 ・メッセージID等、IDを採番することが多いため工程開始前に設計基準を準備すべき。 |
3 | 外部設計 | ・その準備状況で詳細設計が開始できるか、がポイント ・詳細設計での設計内容は、主にDB検索条件と並び順 ・これらを設計するためには、少なくとも機能詳細(=DB検索条件、並び順)が揃っていなければいけない。 ・外部設計工程における設計順は、まずDB設計を行い、次に画面設計(機能設計)を行う。※画面設計上で、画面項目に対応するテーブル名、項目名を設計するため。 ・メッセージは画面設計(機能設計)をやりながら洗い出す。※画面入力項目チェック時のエラーメッセージ等。 ・メッセージID等、IDを採番することが多いため工程開始前に設計基準を準備すべき。 |
4 | 詳細設計 | ・その準備状況でコーディングが開始できるか、がポイント ・コーディングは、DBの検索、更新等の他、データの計算、変数への格納等がある。 (主にサーバ側処理) ・外部設計理解、外部設計上でのサーバアクセス箇所の特定、該当箇所のDB検索条件等SQL記述できるレベルの処理詳細設計、の手順で行う。 |
いかがでしょうか。
このポイントは、私が10年以上様々なプロジェクトに関わる中で見つけた法則や考え方です。開発工程以降は、また別の記事でお伝えしたいと思います。
システム開発に関わる方の参考になれば幸いです。
以上、トビーでした。
コミック配信アプリの戦略
こんにちは、トビーです。
本日は「コミック配信アプリの戦略」についてお話しします。
最近コミック〇巻が無料といった具合で、コミックや雑誌の電子版が無料で読めるアプリが非常に増えてきているように思います。
本日は、このようなアプリを運営する会社や、その会社に電子版を提供する出版社のビジネス戦略から見える考えについてお伝えしたいと思います。
①コミック配信アプリの収益源
コミック配信アプリは無料でコミックを配信していますが、何を収益源としているのでしょうか。それは、他社の広告宣伝フィーです。コミックよ読む前に広告の動画が配信される仕組みのところが多く、コミック配信アプリの会社はその広告主からフィーをもらっています。
②出版社の収益源
出版社の収益源は基本的にはコミックや雑誌の販売です。一方で、コミック配信アプリに電子版を提供するにあたり、配信アプリの会社から一定額を貰っています。
③ビジネスモデルの特徴
出版社にとってコミック配信アプリはいわばコミックや雑誌の広告塔であると言えます。コミックを無料で配信することで、幅広い人たちにコミックが知れ渡り、ファンのすそ野を広げることができます。
また、コミック配信アプリには最新版が掲載されていないため、無料で読んでいるコミックの最新刊を購入してもらうことですそ野が広がったファンからの購入が増えるという効果もあります。
出版社にとっては自社のコミックが宣伝してもらえ、また売上が伸びる、そしてコミック配信アプリにとっては廉価でコンテンツを提供でき、かつ広告フィーが増える、というWinWinの関係となっています。
④本ビジネスモデルの応用例
本ビジネスモデルの応用例を考えてみましたが、例えば有名ラーメン店が出すインスタントラーメン、がそれにあたるのではないでしょうか。
有名ラーメン店にとっては自分の商品の宣伝になり、かつ売り上げの増加が期待できます。一方でインスタントラーメンの販売元は、売れる確度の高い商品を、開発コストを抑えて企画でき、かつフィーが期待できるというWinWinの関係になっています。
このように、自分が何気なく利用しているサービスでも、その仕組みを紐解いていくと、複数のステークホルダーがWinWinとなるような構造となっていることが分かると思います。
みなさんも、何気なく利用しているサービスを観察してみて、その構造を紐解いてみると、意外なビジネスの種が見つかるかもしれません!
以上、トビーでした。