ユニークなキャリアの作り方 IT品質の革命児・トビーのブログ

大手SIer勤務 / 10年間の業務システム開発SE経験を経てIT品質保証コンサルタントにキャリアチェンジ / 世間の常識にとらわれない自分らしい「ユニークなキャリアの作り方」を発信中 / 30代 / 子供1人 / ベトナム駐在経験有 / ボルダリング、筋トレ

工程別品質管理のポイント

こんにちは、トビーです。

本日は、私の専門であるIT品質に関して、システム開発の工程別の品質管理のポイントについてお伝えします。

 

# 工程 ポイント
1 要件 ・その準備状況で外部設計が開始できるか、がポイント
・外部設計での設計内容は、主にデータ型と桁数(サイズ)と処理概要
・これらを設計するためには、少なくとも一覧(画面、DB、外部I/F等)(=データ型、桁数(サイズ))と新業務フロー(=処理概要)が揃っていなければいけない。
・上記の他、マスターデータ、トランザクションデータのデータサイズ、ネットワークのスピード、最大ユーザ数等の非機能要件も重要。
2 外部設計 ・その準備状況で詳細設計が開始できるか、がポイント
・詳細設計での設計内容は、主にDB検索条件と並び順
・これらを設計するためには、少なくとも機能詳細(=DB検索条件、並び順)が揃っていなければいけない。
・外部設計工程における設計順は、まずDB設計を行い、次に画面設計(機能設計)を行う。※画面設計上で、画面項目に対応するテーブル名、項目名を設計するため。
・メッセージは画面設計(機能設計)をやりながら洗い出す。※画面入力項目チェック時のエラーメッセージ等。
・メッセージID等、IDを採番することが多いため工程開始前に設計基準を準備すべき。
3 外部設計 ・その準備状況で詳細設計が開始できるか、がポイント
・詳細設計での設計内容は、主にDB検索条件と並び順
・これらを設計するためには、少なくとも機能詳細(=DB検索条件、並び順)が揃っていなければいけない。
・外部設計工程における設計順は、まずDB設計を行い、次に画面設計(機能設計)を行う。※画面設計上で、画面項目に対応するテーブル名、項目名を設計するため。
・メッセージは画面設計(機能設計)をやりながら洗い出す。※画面入力項目チェック時のエラーメッセージ等。
・メッセージID等、IDを採番することが多いため工程開始前に設計基準を準備すべき。
4 詳細設計 ・その準備状況でコーディングが開始できるか、がポイント
・コーディングは、DBの検索、更新等の他、データの計算、変数への格納等がある。
(主にサーバ側処理)
・外部設計理解、外部設計上でのサーバアクセス箇所の特定、該当箇所のDB検索条件等SQL記述できるレベルの処理詳細設計、の手順で行う。

 

いかがでしょうか。

このポイントは、私が10年以上様々なプロジェクトに関わる中で見つけた法則や考え方です。開発工程以降は、また別の記事でお伝えしたいと思います。

 

システム開発に関わる方の参考になれば幸いです。

以上、トビーでした。