ユニークなキャリアの作り方 IT品質の革命児・トビーのブログ

大手SIer勤務 / 10年間の業務システム開発SE経験を経てIT品質保証コンサルタントにキャリアチェンジ / 世間の常識にとらわれない自分らしい「ユニークなキャリアの作り方」を発信中 / 30代 / 子供1人 / ベトナム駐在経験有 / ボルダリング、筋トレ

今年職務経歴書にアップデートしたいこと

こんにちは、トビーです。

 

本日は、「今年職務経歴書にアップデートしたいこと」というテーマでお話しします。

 

日々の仕事をするうえで、多くの会社で半期に一度目標を立てて、上司と面談する、といった目標管理が取り入れられていると思います。仕事の目標を立てるにあたって、「今年職務経歴書にアップデートしたいこと」という視点で考えると、社外からも評価されるような目標を立てやすくなるのではと思っています。


今回は、「今年職務経歴書にアップデートしたいこと」を軸に目標を立てる方法について、トビーの今期の目標の立て方を例にお話しします。

 


①自分が伸ばしたいマーケットバリューの要素を定義する

マーケットバリューとは、市場から見た自分の価値のことです。以下の3つの要素から構成されます。


■技術資産:どんな会社での通用するスキル

■人的資産:どんな人とでも仲良くなるコミュニケーションスキル、指名で仕事をもらえるスキル

■業界の生産性:どれだけ儲かる業界か


上記の構成要素のうち、何を伸ばしたいかを定義します。私の場合は下記の通りです。

 

■技術資産:どんな会社での通用するスキル

 ・顧客・ベンダーマネジメントスキル

 ・要件定義、テストスキル

 ・プロジェクトマネジメントスキル

 ・業務課題発見・改善スキル

 

■人的資産:どんな人とでも仲良くなるコミュニケーションスキル、指名で仕事をもらえるスキル

 ・顧客課題発見・提案スキル

 

■業界の生産性:どれだけ儲かる業界か

 ・現状維持

 

②上記のマーケットバリューをベースに今年1年間で職務経歴書にアップデートしたいことを決める

 

例えば私の場合は下記の通りです。


■技術資産:どんな会社での通用するスキル

 ・顧客・ベンダーマネジメントスキル:対顧客だけではなく、他ベンダーも含めて顧客(発注元)の立場で課題の拾い上げ、役割分担、タスク推進を行った。(顧客メンバー数:5人、ベンダー数:3社、課題数100(内80解決))

 ・要件定義、テストスキル:保守性、開発効率を意識したシステム要件定義の推進、テスト効率化(テストケース作成のテンプレート化、テストデータ作成自動化)を行った。(保守効率30%向上(保守効率:1.0Ks/人月→1.3Ks/人月)、テスト効率30%向上(テスト効率:3.0Ks/人月→4.0Ks/人月))

 ・プロジェクトマネジメントスキル:開発工数150人月、要員数15名の規模のプロジェクトをマネージメントしてトラブル無くシステムを稼働させた。(本番稼働後障害0件)

 ・業務課題発見・改善スキル:案件の各工程完了時に品質分析を行い、開発プロセスの改善点をプロジェクト全体に提案、開発効率を30%向上させた。(基本設計~ST生産性:1.0Ks/人月→1.3Ks/人月)

 

■人的資産:どんな人とでも仲良くなるコミュニケーションスキル、指名で仕事をもらえるスキル

 ・顧客課題発見・提案スキル:顧客に対し保守性、開発効率を意識したシステム要件を提案し、顧客から指名で別案件の推進を依頼された(別案件規模:150人月)

 

■業界の生産性:どれだけ儲かる業界か

 ・現状維持


③上半期の目標を決める

 

■技術資産:どんな会社での通用するスキル

 ・顧客・ベンダーマネジメントスキル:対顧客だけではなく、他ベンダーも含めて顧客(発注元)の立場で課題の拾い上げ、役割分担、タスク推進を行った。(顧客メンバー数:5人、ベンダー数:3社、課題数100(内80解決))

 ・要件定義、テストスキル:保守性、開発効率を意識したシステム要件定義の推進、テスト効率化(テストケース作成のテンプレート化、テストデータ作成自動化)を行った。(保守効率30%向上(保守効率:1.0Ks/人月→1.3Ks/人月)、テスト効率30%向上(テスト効率:3.0Ks/人月→4.0Ks/人月))

 ・プロジェクトマネジメントスキル:開発工数20人月、要員数4名の規模のプロジェクトをマネージメントしてトラブル無くシステムを稼働させた。(本番稼働後障害0件)

このことと、上半期の実績を踏まえて下半期に開発工数150人月、要員数15名の規模のプロジェクトを担うPLとしてアサインされる。

 ・業務課題発見・改善スキル:案件の各工程完了時に品質分析を行い、開発プロセスの改善点をプロジェクト全体に提案、開発効率を30%向上させた。(基本設計~ST生産性:1.0Ks/人月→1.3Ks/人月)

 

■人的資産:どんな人とでも仲良くなるコミュニケーションスキル、指名で仕事をもらえるスキル

 ・顧客課題発見・提案スキル:顧客に対し保守性、開発効率を意識したシステム要件を提案し、名前と顔を覚えてもらう。下半期に指名をもらうための信頼を構築する。(信頼構築条件:要件打ち合わせで名前を呼ばれ上司ではなく私を見て話しが進むこと)

 

■業界の生産性:どれだけ儲かる業界か

 ・現状維持

 


以上、「今年職務経歴書にアップデートしたいこと」でした。

 

職務経歴書に書く業務内容は、定量的な実績を伴うものでなければならないと思います。このような定量値を予め意識しておくことで、1年間でどのような目標を立てればよいかが明確になります。また、具体的なアクションプランにも落としやすくなると考えています。


上期の目標設定の時期ですので、参考にしていただければ幸いです。本日もありがとうございました!トビーでした。