お金の歴史
こんにちは、トビーです。
本日は、「お金の歴史」というテーマでお話ししたいと思います。
お金がどのように生まれたのかを知ることで、今話題の仮想通貨やブロックチェーンといった概念を理解しやすくなるのではないかと思っています。
では、お金が誕生する前の時代からさかのぼって、お金誕生の歴史を紐解いていきましょう。
①物々交換の時代
昔々、お金が無かった時代に欲しいものを手に入れようとしたら、基本的には物々交換が行われていました。牛肉1頭分と魚100匹で交換、米1キロと果物10個で交換など、何と何が等価かのある程度の認識を物々交換する人同士が持っていて、当事者同士で交換を行っていました。
②貝の時代
物々交換には欠点がありました。それは、牛肉1頭分を魚100匹と交換したいけど、都合よく魚100匹を持っている人がなかなか現れず、交換が成立しないことが多々ありました。
交換が成立しないと牛肉1頭分を持ってきても腐ってしまいます。
この欠点を解決するために、牛肉1頭分を他の別のもの、かつ腐らないもので代替するという考え方が生まれました。具体的には、例えば牛肉1頭分を貝100個分と等価であるという取り決めをしたのです。すなわち、貝を品物の価値を表す尺度として、品物と交換可能としました。
これが、古代のお金の代わりとなっていました。
③金の時代
実は貝にも欠点がありました。貝は腐らないものの、たくさん取れるものなので、貝に本当に価値があるものなのかみんなが信じられなくなりました。
ここで、貝の代わりに金を使用するという考え方が生まれました。
金は希少なものなので、みんなが価値があるもので、品物と交換しうるものと信じることができました。
④預かり証(お札)の時代
金にも欠点がありました。それは、「重い」ことです。
金は重く持ち運びに不便なので、大きな買い物をする際に非常に不便でした。
そこで、それを解決する手段として両替商のような人が現れ、金を預かる代わりに金との預かり証を渡すというやり取りが生まれました。
人々は金の代わりに預かり証を持ち歩き、いつしかその預かり証を品物を買う際に使用するようになりました。これがお金の誕生の根源です。
以上、①から④のお金の歴史を振り返って分かる通り、お金はみんなが価値がある、と信じられるものと言えます。
価値があると信じるための条件は、以下のようなものです。
1.尺度であること
2.交換可能なこと
3.腐らないこと
4.数が限られていること
5.持ち運び可能なこと
逆に言うと、上記の条件を満たせば、お金たりえるということです。
そう考えると、話題の仮想通貨は本当にお金たりうるのか?という観点で見ていくと、面白い発見があるかもしれません!
以上、「お金の歴史」の話でした。